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蔵の守り神

猫への敬意、愛情、それを通して日本酒をもっと身近に楽しんで頂きたい願いを商品に込めながら、つねに遊び心を大切にしながら、楽しみながら商品開発、製造、販売活動に取り組んでいます。

近江酒造の酒造りについて

弊社のある滋賀県は県全体が琵琶湖を中心とする近江盆地となっています。
夏場は太平洋側気候で晴れ間が多く米作りに最適な気候、酒造りが行われる冬になると日本海側気候に近く、厳しく冷え込むために製造に適した寒冷な気候になり、山々から琵琶湖に流れる伏流水、豊富な近江米の産地であることから、酒造りにはうってつけの条件下で昔から高品質な酒造りがなされてきたところです。

近江ねこ正宗について

欧州ではかつて、原料である穀類をネズミが食い荒らすことから、蒸留所には猫の姿があったと言われています。
そして古くから猫は世界各地において神聖な生き物とされていたそうです。
そんな話を聞いたとき、日本酒の原料米も猫が護ってくれているのではないかと思いついたのです。
それならば、猫が酒造りを護ってくれたということに感謝する意味で、猫をデザインしたラベルの日本酒を造ろうと決めたのが、「ねこ正宗」誕生のきっかけです。

蔵元本人も小さい頃から猫に親しんで、いまや猫の姿やグッズなどを見るとつい足を止めて惹かれてしまうほどの猫好き。「ならば商品化ですよね。」

誕生秘話

ねこ正宗を商品化するに当たり、思いつく限りの市場調査を行い、商品設計やラベルのデザインを考えましたが、なかなか思うような仕上がりにならず、自社会議でも社員の賛同を得ることはできませんでした。
開発中に先代の社長が亡くなるなどの出来事があり、前途多難の状態に陥っていました。そのような中でもあきらめない気持ちで粘り強く開発を続けた結果、ラベルそのものが猫の顔というシンプルかつ大胆なデザインにたどり着き、またその猫のイメージに合う日本酒とマッチングさせることに成功しました。
そしてようやく満場一致で2016年8月8日の世界ネコの日に、近江ねこ正宗は日の目を見ることとなりました。

かける思い

コンセプトは猫への"敬意、愛情"、それを通して日本酒をもっと身近に楽しんで頂きたい願いを商品に込め、つねに遊び心を大切に楽しみながら商品開発、製造、販売活動に取り組んでいます。
またラベルにも楽しい仕掛けがあり、鼻の部分を触ると、「モフモフ」と柔らかな手触りで、ついタッチしたくなるような愛らしさです。

冷やでも湯煎の燗でも、もちろん常温でも♡
一つのお酒なのにお好みに応じていろんな味わいができるのが、日本酒の楽しさです。
近江ねこ正宗は冷やすのが一番おいしくいただけますが、是非挑戦していただきたいのが40℃のぬる燗です。ついだっこしたくなるような猫のようにぬくぬくとした感覚をご堪能いただけます。

冷や

常温

熱燗

そして、日本酒の醍醐味は料理とのマリアージュ。猫の大好きな魚料理とも一緒に召し上がっていただけます。
ねこ正宗のお酒はすべて純米酒。お酒のアルコールはすべて、その仕込みに使った原料米由来のもので、米の風味がそのまま活きたフレッシュな状態でお届けします。
近江ねこ正宗の製造発売を通じて、猫をはじめとする愛玩動物への愛護の意識の高揚、さらには愛玩動物と人とのより良い関係が築かれることを願っています。ねこ正宗が人と動物をつなぐ役割を担うことができればこれ以上のことはございません。

製造工程

原料のこだわり

酒米は、食用米と違って、タンパク質の含有率が低く、粘り気が少ないので、あまり食味には向かないのですが、それが酒造りには好都合なのです。しかも米の中心部(心白)が大きく吸水性に優れており、麹づくりや発酵にも適しています。
全量酒米の王様とよばれ、心白が大きい山田錦を使用しており、香り高い酵母を使用しており、雑味の少ない飲みごたえのあるお酒を目指しています。

1. 洗米

精米した米を洗い、糠を取る工程です。家庭でご飯を炊く際に米を研ぐのと同様、ここで米の糠や汚れを取らないとおいしい日本酒を造ることはできません。
洗米の後、適量の水分を吸収させるために、米を水に浸す「浸漬」を行います。
この水分の吸収具合が、のちほどの米の蒸し上がり、以降酒の出来具合に影響を及ぼす意味では、決して軽視できない工程で、つねにストップウォッチで計時しながらの緊張感ある作業風景になっています。

2. 蒸米

適度に水分を吸わせた原料米が、甑によって蒸されます。1時間弱で適度な蒸米に変化していきます(α化)。 その後放冷し、麹、酒母、もろみの仕込みの原料になるものに分かれます。

3. 仕込み

仕込みは3回に分けて手作業で行っています。添、仲、留の三段仕込みです。このような仕込み方法を取る理由は、雑菌の繁殖を抑えつつ酵母の増殖を促し、もろみの温度管理をやりやすくするためです。その後は、低温醗酵でじっくりと熟成しています。麹の酵素によってデンプンがブドウ糖に変化する糖化と、ブドウ糖が酵母の働きによってアルコールに変化する発酵とが、同一容器中で同時に行われる「並行複発酵」が起こり、醸造酒としては高いアルコール度数20度程のアルコールが生成されます。温度管理も厳密に行っており、櫂入れも手作業で行っております。

4. 瓶詰め

上槽して酒と酒粕に分かれます。しぼり終わったお酒は火入れ後、熟成させるために貯蔵されます。その間にお酒はまろやかに奥行き深くなっていきます。
瓶詰めされる前に、調合、割水をして市販酒の規格にして、もう一度火入れし(生詰めの場合は火入れをしない)、酒を安定させます。 その後、瓶を洗い、その瓶にお酒を詰めていきます。不良品がでないよう、瓶詰めライン上で作業員は一本一本目を光らせています。

5. ラベル貼り

ラベルは一枚一枚丁寧に貼り付けています。商品と表示事項が合致しているかも重要なチェック ポイントです。近江ねこ正宗も例外ではなく、猫の顔が歪まないよう細心の注意を払って貼付けしています。
勿論、鼻の部分のフェルトのもふもふ感にもこだわっています。